中高年のポッコリお腹の原因と解決策

「体の他の部分は太っていないのに下っ腹だけが出ている」、「食事量を減らしているのに痩せない」、「腹筋運動を頑張っているけどなかなかお腹が引っ込まない」などと悩む人が40代から急激に増えてくるのはなぜなのだろう?
下腹が出てしまう原因は主に以下の4つが挙げられる。

1.姿勢の悪さ

猫背になると、胃や腸などの内臓の臓器が胸郭から圧迫されて下に落ち込んでしまう。その結果、骨盤が前や後ろに傾いた姿勢はポッコリお腹になりやすい。
姿勢が悪くなると、腹筋も弱くなってくる。そうすると、これまた内臓の位置が下がってしまうため、お腹が突き出たような姿勢の反り腰になってしまう。

2.内臓脂肪の蓄積

ポッコリお腹の最大の原因は、皮下脂肪に加え、腸を支える腸管膜周辺にべっとり溜まる内臓脂肪である。 医学的には内臓脂肪型肥満と呼ばれ、男性なら腹囲85cm以上、女性は90cm以上が該当する。

3.糖質の摂り過ぎ

現代人の肥満の原因のほとんどが、ご飯やパンなどの炭水化物(糖質)の摂り過ぎと言われている。この糖質を減らすことができれば、内臓脂肪も減らすことができる。


一般的に、人は甘いものをちょっとだけ摂るなら大丈夫と思い、「小さいチョコを1つや2つ食べただけなのに、痩せない」なんて言いがちである。もちろんカロリーの面から考えると、盛り盛り食べるより少量に越したことはない。

しかし、糖質制限の観点から考えると、ほんの少量の甘味摂取であっても、血糖値はグイーン‼️と上がり血液中のインスリンレベルも上がってしまう。
そうなると、脂肪を貯めやすい体になってしまうのだ。量が少なければいいというわけではないのである。

甘党の人に甘味を断てと言うのは酷なことであるが、糖尿病や大腸癌を将来避けるためにも、今のうちから甘味から離脱することをお勧めしたい。

血液中のインスリンが多過ぎるとIGF-I という物質の働きが活発になり、大腸癌になってしまうからだ。

4.便秘

便秘の状態が続くと、腸内で腐敗物が増えて代謝が悪くなる。 その結果、下腹部に皮下脂肪がつきやすくなり、更にお腹がポッコリしてしまう。
また、大腸は便が溜まり続けると、そこから老廃物を再吸収してしまい、肌荒れや肩こり、最悪の場合には大腸癌になってしまうこともある。

ポッコリお腹を防ぐためには

内臓脂肪を落とせばいいんだ!じゃあ、食べなければいいんだと思ってしまいがちだが、それで朝食やランチを抜くような極端な食事制限を行うと、脂肪と一緒に筋肉も落ちてしまう。
そうすると、食事制限をやめた後に、筋肉の減ってしまったところに脂肪がつくことになる。この脂肪ばかりついた状態を『サルコペニア肥満』という。サルコペニア肥満は通常の肥満よりも生活習慣病になる可能性が高くなるから要注意だ。

サルコペニア肥満は高齢者に多くみられるが、最近では若い女性にも増えている。無理なダイエットを行った結果、肥満体には見えなくてもぶよぶよな体のサルコペニア肥満になってしまっている人が増えている。

自分がサルコペニア肥満かどうか判断する方法はこちらの動画からどうぞ。

サルコペニア肥満を防ぐためには、筋トレが必須である。SWAN FITNESSダイエットプログラムでは、食事制限だけでなく、筋トレの指導も行っている。筋肉量が増えてくると、姿勢が改善されていくので、ポッコリお腹も解消できるのである。

そもそも食べないだけのダイエットは長く続かないものである。ダイエットは無理なく続けることができるものでなければ成功しない。食べないのではなく、賢く食べて上手に痩せていきたい。

内臓脂肪を減らすためには、まず適切な食事制限が最重要である。SWAN FITNESSダイエット塾では糖質を制限することと早い時間に夕食をとり、その食後に運動することを推奨している。

食後に運動をすれば、血中のブドウ糖をエネルギーとして使うので、血糖値を下げることになり、脂肪が蓄積されにくくなるからだ。就寝後、寝ている間に脂肪が蓄積されないような生活にしていくことを目標としている。

内臓脂肪が減ってくると、お腹周りがみるみる縮んでいき、見た目も若返っていく。

因みに、現在、ダイエット塾5期生の皆さんとともに私自身ダイエットプログラムに参加している。

正しい努力を楽しく行い、健康的な若返りを目指したい方は、ぜひぜひSWAN FITNESSへ。