こんばんは。YouTubeで、ホストの〇道とか見始めると止まらなくなるSWAN FITNESSの真由美です。
昔、あるマダムに言われた言葉がずっと頭を離れないでいます。12.3年前だったかな・・・エアロビクスインストラクターとしてデビューしたのが約16年前で、数年経って仕事が楽しくなってきたときでした。
初対面なのになんの仕事をしているのか?と唐突に聞かれ、答えた瞬間、
「そんな水商売、いつまでやってるつもりなの」
と、鼻で笑われながら吐き捨てるかのように言われました。
これはけっこう衝撃でした。
なんの面識もない人から、この言われよう(笑)
自分の仕事がそんな風に、世間の人から見られているんだろうか?と。
で、水商売の定義を調べてみました。
「水商売とは、先の見通しが立ちにくく、世間の人気や嗜好に大きく依存し、収入が不確定な業種や職業、およびそうしたものに従事する人を指す日本の俗語である。
飲食業や花柳界、性風俗業のような業種のほかに、相撲や歌舞伎、演劇などの興行ものや人気商売(芸能人、スポーツ選手など)、作家・クリエイターといった職業も含む言葉だが、現在では夜間営業で酒を出す飲食店(主にバーや接待クラブ)や風俗営業、ホスト・ホステス、風俗嬢などに限定して指すことが多い。」(Wikipediaより)
あぁ・・・なんだ、自分の職業は、水商売に立派に含まれてるじゃないか(笑)と思ったわけです。
しかも、よくよく思い出してみたら、水商売的な(この場合、夜間営業ビジネスの意味での)部分も仕事の一環として否めなかった時期がありましたね(笑)。
エアロビクスインストラクターとしてデビューした1年目に、あるスポーツクラブでのレギュラーレッスンをいただけました。なぜかこのクラブは、通常スポーツクラブでレッスンを持たせてもらうのに必ず通らなきゃいけないオーディションがなかった。しかも、「ここに勤められたら、どこのクラブでもやっていける。とにかく頑張れ」と紹介されて、働き始めたわけです・・・
そしてその言葉の意味はすぐ分かりました。新参者のインストラクターは古くからいる会員様からのいじられキャラになるわけです。「エアコンが効きすぎて寒い」、「BPM(曲のテンポ)が遅すぎる」、「コリオグラフィーが面白くない」等様々なクレームをいただくわけで、それに耐えられるインストラクターがあまりいなく、オーディションなしでいいから新しいインストラクターを受け入れたかったのだなと。
でも、負けん気が強かった私は、こういうことを言ってくるメンバー様になんとしても認められたい、いつかぎゃふんと言わせたい(笑)という思いから、辞めずに続けていました。
そんな方たちに、なんとなく心を開いてもらったなーと思えるようになった頃、今度は猛烈な勢いで飲みに誘われるようになり、断り切れず3回に1回は、お付き合いすることに。
はじめは楽しい話題なんですが、最後のほうは必ず私のレッスンに対するダメ出しで終わるという有難き洗礼を毎回受けてました(笑)・・・いや、飲み代をすべて奢ってくださるメンバー様よりも先に帰るなんてことは許されなく、お説教を最後までしっかり聞かなきゃいけないという、ある種の試練でありました。
「私の酒が飲めないんか!」と絡まれ(笑)、しぶしぶ飲む・・・
で、帰りの電車に乗ったはいいけど、揺れるのですぐに吐き気を催し、次の駅で下車&プラットフォームの一番端っこまで堪えて(なるべく人に迷惑をかけないようにという意識はあったわけで 笑)、吐く(汚い話で申し訳ないです)。大丈夫そうかなと思って、また電車に乗り、やっぱりだめだ!と思って、また次の駅で下車&あとは同じなので省略します。これの繰り返しで、家にたどり着く頃には、かなりゲッソリしちゃってましたね(笑)。若かったからできたのだと思います。
だから、冒頭に戻るんですが、ホストというお仕事をしている人たちの頑張りぶりを見ると妙に共感を覚えるんです(笑)。
そう考えたら私は、水商売という接客業をずいぶんと長くやってきているなと、しみじみ思います。
そんな体を張ったお付き合いをしなきゃいけなかった仕事でも、辞められませんでした。好きだからでしょうね。心底好きな仕事なんだと思います。
「そんな水商売、いつまでやってるつもりなの」と言ったマダムにもう一度会えるなら、今は誇りを持って、こう言いたい。
水商売をなめるな!
最高のサービス業なんだ!
やれるもんならやってみろ!
水商売万歳!(笑)
って。
なんで、あのとき言えなかったんだろう。やっぱりまだ仕事に対する誇りと自信が足りなかったんでしょうね。
と、昨日この過去の試練の話を友達にしたので、いろんなことを思い出しました♪
まだまだ水商売を極めるために頑張りたいと思います。よろしくお願いします!