オーストラリアのスポーツクラブで働くには 2026

だいぶ前に、このお題でブログを綴っていたが、最新情報として再び投稿しておこうと思う。

今年、2026年に入ったばかりの1月中旬に、あるスポーツクラブのグループフィットネスマネージャーからメールをもらった。グループフィットネスマネージャーは、ここではGFMと省略されることが多いので、以後そう表記することにする。

そのクラブはクイーンズランド州ではいくつも店舗を構える大手のスポーツクラブである。メールの内容は、ダイレクトに端的に「うちで働かないか?」であった。前回の『オーストラリアのスポーツクラブで働くには』では私のYouTube動画を見つけてくれて採用してもらったことに触れたが、じつは今回も同様であり、私の動画から声をかけてくれたようであった(真剣にオーストラリアのスポーツクラブでグループフィットネスインストラクターを目指そうと考えている人は、前回のブログにおおまかなことをまとめてあるので、ご参考いただきたい)。

しかし、お誘いメールに喜ぶ前に私は訝しんだ。というのも、そのクラブとは因縁があり、過去2回こちらからアプローチをして断られていたクラブだったのだ。

1度目は、7~8年前のことであっただろうか・・・現在勤めているGlobe Health Club の近くにその大手クラブが1軒できることになり、Globeの社員やメンバーをごそっと新しいクラブに持っていかれてしまったときのこと。新しいクラブに移った元Globeメンバー数人がそこのGFMに「Mayumiをここのインストラクターにしてほしい」と嘆願メールをしてくれたらしい。促されて、そこのGFMに履歴書やら必要ドキュメントを全て送ったが、結局話は流れてしまった。

2度目は、その大手クラブの内部で働いているインストラクターからの紹介であった。自宅近くの店舗でZUMBAインストラクターを探しているから、ぜひGFMに連絡をとってみてほしいとのことだったので、嬉々として、必要書類添付の上、メール送信したのだが、返信には「あなたのライセンスではうちでは雇えません」であった・・・

メンバーさんたちや内部インストラクターの推しがあってもダメなのか・・・

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私のライセンスは SISFIT309A (Plan and deliver group exercise session) というもので、Certificate 3 in Fitness の中の主要なパートのみを抜粋したものであった。その当時(15年以上前)のこの資格取得のためのチューターが、この資格を取っていれば、スポーツクラブで働けるよと太鼓判を押してくれたものだった。Certificate 3 in Fitness を取得すれば完璧なのだが、日本での長いインストラクター歴を考慮してくれたのと、ブランクを長く空けずになるべく早くオーストラリアでもインストラクター復帰できるようにということで、必要なパートだけ学んで取得しておけばいいということになったのだ。

そうして、オンラインで2か月程度で SISFIT309Aを取得することができ、ゴールドコーストの民間のスポーツクラブで働き出すことができたのである。

私にだってちょっとしたプライドがあった。「私のライセンスはちゃんと認められたもの。他のスポーツクラブではちゃんと認めてもらえた!これで10年以上、この地でやってこれた。それがお宅のスポーツクラブではダメなんだったら、いいですわ!一生働きませんわ、お宅では!!」と憤慨した。

後で聞いてみたところ、どうも、SISFIT309AのようにCertificate 3 in Fitnessの部分的な資格は今でも存在しているらしく、名称が変わったようである。なんでもGroup Exercise Leader (通称GEL)というものらしい。コロコロ名前が変わると聞いたことがあったが、現在はこの資格名で安定しているようだ。

では、SISFIT309AはGELの代わりにならないのか?と素朴な疑問を持った。

しかし、私のライセンスでは認められないというのだから、どうしようもない。

そんなわけで、その大手クラブで働くことを諦めていたので、冒頭に戻るが、自宅近くのクラブのGFMからの連絡にびっくりした。と同時に、「いや、この人、前回のGFMと名前が違う気がする・・もしかして新しく赴任したマネージャーなんだろうか?だけど、私のライセンスがこのクラブが要求するものと違ってると知ったら、断ってくるに決まってる」と、すぐに落胆した。

しかし、ダメ元でライセンスのコピーを送ってみたら、即「会いに来て」と返信が来て、また度肝を抜かれた。

いいの?私のライセンスで?これだけ喜ばせておいて、会ってから、やっぱ無理でしたとかないよね?

と疑心暗鬼に陥りながらも、対面したら、

GFMは「あなたのライセンス、うちで何の問題もないわよ」とのこと。Σ(゚Д゚)!!

↑ 面接に行った日の疑心暗鬼な私の様子

どういうこと?どうやら、フィットネスフィールドにいる人間であっても、SISFIT309Aを知らない人が多いらしい。だから、もちろんそれがGELと同等のライセンスだと知らないということになる。若い人なら猶更のことであろう。

いや、しかし、ここゴールドコーストでも、自分はもう古い域のインストラクターになってたんだなと変に感慨深い気持ちになった。

そうか・・・そういうカラクリだったのですな・・・Ω\ζ°)チーン

というわけで、無事にそのクラブでレギュラーレッスンをいただけることになった。

まさに3度目の正直である(∩´∀`)∩

新しいGFMが私と同世代だったため、SISFIT309Aを知っていたこと、そして私の動画を見つけてスカウトしてくれたことに大感謝である。

そんなわけで、前回のブログ『オーストラリアのスポーツクラブで働くには』の中の、必要なもの3つのうちの1つめ、Certificate 3 in Fitnessをすべて取得していなくても、GELがあればインストラクターにはなれるよ、ということを今回はお知らせしたい。

もちろん、保険とCPRは必須である。

じつは、大手クラブで働く場合、CPRだけでは足りず、その上のFirst Aidを取得していなければならない。プラス、フィットネスレジストレーションも必要だ。フィットネスレジストレーションとは、オーストラリア国内でこの人はフィットネスインストラクターとして働ける人ですよという証明をしてくれる登録である。この登録にはGELとCPRの提出が必要だ。一方で、小さい規模のスポーツクラブやジムであれば、フィットネスレジストレーションは必要とされないようだ。

だから、私はFirst Aidとフィットネスレジストレーションを今まで取得したことがなかった。しかも、この2つが足りていないと、新しい大手クラブでの仕事初日2週間前に気づいたのである。そして、2週間という短い期間内で焦ってこの2つをなんとか間に合わせた。所属することになった店舗のGFMはさぞかしハラハラしていたことだろう。彼女の忍耐力に敬服する。

職場って上司との相性も肝心だよね。うちの近くの店舗のGFMとは相性が良い気がする(笑)