芸術を求める人間は裕福になってはならない

こんばんは。一昨日、車の運転中に携帯電話を使用してて警察に捕まり、「緊急の電話だ」と言い訳してみたものの、「それは人命に関る緊急か?」と問われ、素直に否を認めてから、科せられた罰金$353という数字に、ちょっと途方に暮れたSWAN FITNESSの真由美です。

嬉しい日々の中、ついてない日も必ず出てくる、人生山あり谷あり、だから面白い、自分にそう言い聞かせています(苦笑)

立ち止まっていられない、落ち込んでいられない!!次へどんどん行く。

昨日と違う今日の私、今日と違う明日の私を目指して~♪

さてさて、3月19日(土)に、『夢結い’16 』YUME- YUI '16  PINK Flyerという東日本大震災復興支援チャリティコンサートが、ここオーストラリアのゴールドコースト、サマセットカレッジで開かれました。

主催 – Somerset College、 企画 – 久保幸子さん、構成 – 二瓶由季子さん

まず、本番前のよさこいGC良処さんと私たち、SWAN FITNESSの様子をまとめました動画です。

そして、本番…
hana (2) SWAN FITNESSキッズパフォーマンス


hana (2) SWAN FITNESS大人パフォーマンス


本番中は忙しすぎて、皆のパフォーマンスをじっくり観ることなどできませんでした。

マッカイ清美さんが撮影をしていてくださったおかげで、今改めて観て新たな感動に浸っています。清美さん、ありがとうございます。パフォーマーのキッズの皆さんも大人の皆さんも、お疲れさまでした。素晴らしいパフォーマンスでしたね!!
hana (2) スワン真由美の歌のパフォーマンス


私はまだ40年弱しか生きてきておりませんが、けっこうな紆余曲折した人生を送ってきたのではないかと思います。

もちろん、もっともっと大変な苦労をされている人だっているでしょうが…。

私の場合、20代後半から今までに、一生分泣いたんじゃないかって出来事が2回あったんですけど、

一度目の苦しい体験の後、出会ったのが歌のJAZZでした。身も心もボロボロになって東京から地元に戻ってきた私を、心配した友人が連れて行ってくれたJAZZバー。そこのマスターに、「君の声はジャズに向いてると思うよ」と、JAZZの先生を紹介してもらって歌のレッスンを始めたのが、今から10年以上前のことになります。辛い思い出を忘れたいため、のめり込んでいた時期がありました。

何度か舞台で歌わせてもらってましたが、結婚を機にやめて、もう人前で歌うことはないだろうと思ってたんですけど…

10年ぶりにこうして歌ってみて…

あぁ、やっぱり歌うのも楽しいなって素直に思いました。

hana (2) マッカイ清美さんによる撮影&編集の夢結い ’16ダイジェスト版

「『喜び』だけではいけない、『悲しみ』、『苦しみ』を味わった人間でないと人を感動させることなどできない。」

ジャンルを問わず、芸術家であり人前で表現をする先輩方は皆さん、このように言われます。

確かに、毎日平穏でアッパラパーに暮らしてる人(羨ましいですけど 笑)からは何も伝わってきませんよね。苦しい…ツライ…苦しい…助けて…っていう経験をしている人からは、そういう思いが表現に滲み出てくる…

これに加えて、昨年、ある芸術家の方が私にこのようなことをお話してくださいました。聞いたとき、心に強く響き、なぜだか涙が止まらなかったんです。

「芸術を求める人間は、決して裕福になってはならない。貧乏でいいんだ。もし裕福になってしまったら、もうそれは芸術ではなくなるんだ」

そして、その方が今年お会いしたときに、さらに、

「貧乏でも裕福な人の暮らしをたまには味わわなければいけない。ちょっと贅沢なお料理を食べてみる、そういうことも必要だ」

と仰った。これもインパクトがありましたね…

自分は芸術家ではありませんが、芸を披露することは続けていきたいので、

たまにはリッチな人の真似をしながらも貧乏でいいのだ!と思って精進していきます(笑)

また、一生分泣くような事はきっと起こるでしょうが、頑張っていきたいと思います。

皆様本当にありがとうございました!!

楽屋1